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腸活は何から始める?初心者が最初の1週間でやることと続け方

腸活は何から始める?初心者が最初の1週間でやることと続け方
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腸活を始めるなら、まず今の便・食事・生活を記録し、取り組むことを1つに絞るのがポイントです。

本記事では、お腹の調子が気になり、腸活を始めたい30〜50代の方に向けて、食事・水分・運動・睡眠を1週間で順に見直し、無理なく続けられる1〜2個を選ぶ方法を紹介します。

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腸活は何から始める?まずは「記録」と「小さな行動」から

腸活を何から始めるか迷うのは、ヨーグルト、食物繊維、サプリ、運動など、できることが多いからです。まずは今の状態を知り、一度に変える項目を1つに絞りましょう。複数のことを同時に始めると、どの行動が自分に合っていたのか振り返りにくくなります。

腸活は食事だけでなく、生活習慣を含めて整える取り組み

腸活は病気を治療したり、腸内細菌を理想的な状態につくり替えたりする方法ではありません。食事、水分、身体活動、睡眠、排便習慣などを見直し、自分の体調を観察していく健康行動です。慢性便秘の総説でも、食物繊維などの食事面と有酸素運動などの活動面が並べて論じられています。

最初の1週間は「効果」ではなく「続けられる方法」を見つける

最初の1週間は、腸内環境の変化を結論づけるより、自分が続けやすい方法を見つける期間です。まずは、実行できたか、負担が増えていないか、便や体調に普段と違う変化があったかの3点を確認しましょう。腸内環境が変化するまでの期間については、こちらの記事をご参照ください。

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始める前に、今の便・食事・生活を記録しよう

腸活を始める前に、まず現在の便・食事・生活の状態を記録しておきましょう。記録の目的は自分に点数をつけることではなく、普段の状態を知り、1週間後の変化を比べるためです。1日1〜2分で書ける内容にして、記録できない日は無理に埋めなくても構いません。

記録するのは5項目だけでよい

記録するのは、①便の回数・形・出しやすさ、②お腹の張りや痛み、③主な食事、④飲み物、⑤睡眠と身体活動の5項目です。便の形は7段階のブリストルスケールを使うと簡単に記録できます。ただし、便の形だけから腸内細菌の構成や病気の有無を判断することはできません。

腸活を始める前の簡単チェックリスト

項目

今日の記録例

毎日書く内容

便の形

タイプ4(なめらかな形)

ブリストルスケールのタイプ番号

排便回数

1回(朝)

回数と時間帯

排便のしやすさ

少しいきんだ

いきみ・残便感の有無

腹部症状

夕方に軽い張り

張り・痛みの程度と時間帯

食事

主食○・主菜○・副菜なし

主食・主菜・副菜がそろったか

追加した食品

納豆1パック

その日に増やしたもの1つ

飲み物

水と麦茶、コーヒー2杯

種類とおおよその回数

睡眠

24時就寝・6時起床

就寝・起床時刻と休養感

身体活動

通勤の徒歩15分のみ

歩いた時間、座っていた時間

便の形の見分け方は、「便の形を7タイプで確認するブリストルスケール」の記事で詳しく確認できます。

目的は1つに絞る

最初の1週間は、「便を出しやすくしたい」「食事の偏りを減らしたい」「お腹の張りを振り返りたい」など、目的を1つだけ決めましょう。ダイエット、免疫、美肌などを同時に目指すと、何を基準に変化を判断するのか分かりにくくなります。1週間後に振り返るための目標として、まずは1つに絞ることが大切です。

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初心者が押さえたい腸活の5つの基本

腸活初心者は、食事だけでなく、水分、身体活動、睡眠、排便習慣まで生活全体を見直すことが大切です。ここでは基本を整理し、具体的な進め方を「1週間プラン」で紹介します。

①まず1食、主食・主菜・副菜をそろえる

腸活を始めるなら、特定の食品を足す前に、まず食事の欠けている部分を補いましょう。農林水産省の「食事バランスガイド」では、主食・副菜・主菜・乳製品・果物の5つを組み合わせることがすすめられています。副菜には野菜、いも、豆類、きのこ、海藻などが含まれ、すべてを毎食そろえる必要はありません。

②食物繊維を食品から少しずつ増やす

食物繊維は小腸で消化されず大腸まで届き、腸内細菌に利用されて酢酸、酪酸、プロピオン酸などの短鎖脂肪酸の産生に関わります。日本人の摂取量は目標量を下回っているため、まずは今より1日3〜4g程度多くとることを目安に、押し麦や納豆など食物繊維を含む食品を1品ずつ加えてみましょう。
お腹の張りが強くなった場合は、量を戻してください。短鎖脂肪酸については、以下の記事で詳しく解説しています。

③発酵食品やプロバイオティクスは1種類ずつ試す

ヨーグルトや納豆など、食べ慣れている発酵食品を取り入れるのも腸活の一つです。ただし、発酵食品がすべてプロバイオティクスとは限りません。
WGOでは、プロバイオティクスを「健康上の利益を与える生きた微生物」と定義しており、効果は菌株や摂取量などで異なります。複数を一度に始めず、まずは1種類から試して体調を確認しましょう。

④水分・身体活動・睡眠を食事と一緒に見直す

腸活では食事だけでなく、水分、身体活動、睡眠も一緒に見直しましょう。食物繊維を増やすときは水分も意識しつつ、「1日2L」など一律の量にこだわる必要はありません。
必要な水分量は体格や活動量、気候などで異なります。身体活動は今より少し多く動き、座りっぱなしを減らすことから始め、睡眠は時間だけでなく起床時の休養感も確認しましょう。

⑤便意を我慢せず、落ち着いてトイレに行ける時間をつくる

便秘傾向がある方は、便意を感じたときに我慢せずトイレへ行きましょう。また、朝食後など、落ち着いてトイレに行ける時間を確保することも大切です。ただし、便意がないのに長時間座ったり、強くいきんだりするのは避けてください。具体的な排便習慣については、以下の記事で詳しく解説しています。

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今日からできる初心者向け腸活1週間プラン

腸活を始める最初の7日間は、取り組みを一度に増やさず、1日1テーマずつ試して体調の変化を確認しましょう。急な下痢や嘔吐、強い腹痛がある場合は、まずは回復を優先してください。

腸活の最初の1週間。1〜2日目は記録と食事の土台、3〜4日目は食物繊維1品と水分、5〜6日目は発酵食品と生活習慣、7日目に続ける1〜2個を選ぶ流れ。

最初の1週間で試すこと

試すこと

具体例

記録すること

1日目

何も増やさず記録し、目的を1つ決める

チェックリストを1回書く

便の形・回数、腹部症状、食事、睡眠

2日目

1食だけ主食・主菜・副菜を確認する

昼食に副菜を1皿足す

そろった区分と食後の体調

3日目

食物繊維を含む食品を1品追加する

ごはんを押し麦入りに、具だくさんのみそ汁に

追加した食品と張りの有無

4日目

飲み物のタイミングを決める

起床時と各食事に1杯ずつ

飲んだ回数と便の形

5日目

食べ慣れた発酵食品を1種類だけ普段の量で試す

納豆1パック、ヨーグルト1個

試したものと翌日の体調

6日目

今より10分多く動き、睡眠を記録する

一駅歩く、1時間ごとに立つ

活動時間、睡眠時間、睡眠休養感

7日目

1日目と比べ、続ける行動を1〜2個選ぶ

記録を並べて見比べる

続けられた日数と選んだ行動

1〜2日目|変える前に記録し、食事の土台を確認する

1日目は新しいことを始めず、今の状態を記録して腸活の目的を1つ決めます。2日目は1食を選び、主食・主菜・副菜のうち不足しているものを1つ補いましょう。最初から複数を変えると、自分に合う行動が分かりにくくなります。

3〜4日目|食物繊維を1品足し、水分も確認する

3日目は、普段の食事に食物繊維を含む食品を1品加え、張りや痛みが増えないか確認します。4日目は、起床時や食事のときなど、飲み物のタイミングを決めましょう。取り組んだ内容と体調を記録しながら進めます。

5〜6日目|発酵食品と生活習慣を1つずつ試す

5日目は、食べ慣れた発酵食品を1種類、普段の量で試します。6日目は身体活動と睡眠を見直し、今より10分多く歩く、座りっぱなしを途中で中断するなど、無理のない範囲から始めましょう。体調が悪い日は、無理に運動を増やす必要はありません。

7日目|続けられる行動を1〜2個だけ残す

7日目は、排便回数だけで判断せず、実行しやすさ、食事の偏り、便の形、腹部症状、睡眠休養感を1日目の記録と比べてみましょう。そのうえで、無理なく繰り返せそうな行動を1〜2個選び、翌週も続けます。

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腸活でやりすぎないための注意点

腸活は、取り組むことを増やせばよいわけではありません。無理なく続けるためにも、少しずつ試し、自分に合う方法を見極めましょう。

食物繊維や発酵食品を急に増やさない

食物繊維や発酵食品は、少量・1種類から試しましょう。張りや腹痛、下痢が増えたら量を戻してください。食物繊維は多いほどよいとは限らず、根菜類のとりすぎが腹部膨満や硬便につながる可能性もあります。体調を見ながら、無理のない量から始めましょう。

食品を少量・1種類から試し、体調を記録して振り返り、合う行動を続ける4ステップ。張り・痛み・下痢が増えたら量を戻し、症状が続く・悪化する場合は医療機関へ相談する。

サプリメントや整腸食品を一度に重ねない

食物繊維やプレバイオティクスへの反応には個人差があります。

健康な成人を対象とした試験では、普段の食物繊維摂取量によって、イヌリンを摂取したときの腸内細菌の変化に違いがみられました。
サプリメントや整腸食品を使う場合も、一度に複数を重ねず、1つずつ試して体調を確認しましょう。持病がある方、妊娠中の方、薬を服用している方は、利用前に医療者へ相談してください。

極端な食事制限や薬の自己調整をしない

小麦、乳製品、糖質などを根拠なく一律に除去すると、食事の選択肢が狭まり、栄養バランスが偏る可能性があります。合わないと感じる食品がある場合も、記録をつけながら原因を確かめましょう。
また、下剤や処方薬を自己判断で中止したり、量を増減したりするのは避けてください。症状が続く場合や悪化する場合は、腸活だけで対処せず、医療機関に相談しましょう。

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1週間後は何を見て続けるか決める?

1週間後は、腸内細菌の状態を決めつけるのではなく、続けられた行動と体調の変化を振り返ります。

1週間後の振り返りチェック

項目

見るポイント

続けられた日数

7日のうち何日実行できたか

手間・費用

準備の負担や出費が続けられる範囲か

便の形・回数・出しやすさ

1日目の記録と比べてどうか

張り・痛み

増えていないか、時間帯に偏りがないか

食事の偏り

主食・主菜・副菜がそろう日が増えたか

睡眠休養感

朝の休養感が下がっていないか

開始前より悪化した項目があれば、追加した行動を減らします。

続けるのは「無理なく繰り返せて、体調に合う」行動

1週間試した後は、まず負担なく続けられた行動を1〜2個選び、翌週も続けてみましょう。必要であれば、その後に別の行動を1つずつ追加します。毎週のように取り組む内容をすべて入れ替えると、自分に合っていた方法を振り返りにくくなります。完璧に毎日できなくても、無理なく続けられることを優先しましょう。

腸内環境が変わる期間を1週間だけで決めつけない

腸内細菌の構成、便通、腹部の体感などは、必ずしも同じタイミングで変化するわけではありません。実際に、食物繊維の介入研究でも期間は5日〜3か月と幅があり、短期間では腸内細菌の多様性に変化がみられにくいことが報告されています。
そのため、最初の1週間で「腸内環境が改善した」と判断するのではなく、まずは自分に無理なく続けられる方法を見つける期間と考えましょう。腸内環境の変化にかかる期間については、以下の記事で詳しく解説しています。

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腸活より医療機関への相談を優先したい症状

血便や黒い便、強い腹痛、繰り返す嘔吐、発熱、意図しない体重減少がある場合は、腸活で様子を見ず、医療機関に相談してください。下痢に加えて、強い口渇、尿が少ない・濃い、強い疲労感、めまいなどがある場合も、脱水のサインの可能性があるため、早めに相談しましょう。
便通の乱れが続くときは、以下の記事もご確認ください。

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自分に合う腸活を選びたいなら、chatFLORA Gで現状を知る方法も

何から始めるか迷ったときや、1週間試した後に次の行動を考えたいときは、腸内フローラ検査で今の状態を確認する方法があります。

開始前や見直し時の「現在地」を確認できる

腸内フローラ検査のchatFLORA Gでは、腸内細菌の種類や比率を調べ、結果をレポートで確認できます。腸活の開始前や見直し時の現在地を知る材料になります。ただし、病気や便通不調の原因を特定する検査ではありません。

おすすめ食材・栄養素・行動習慣から、次に試す1つを選べる

chatFLORA Gは、簡易食事アンケートと検査結果を組み合わせ、普段の食生活を踏まえたおすすめ食材や栄養素を確認できます。排便頻度や便の形状も入力でき、目的に合わせたアドバイスから、次に試す行動を選ぶ参考になります。


腸内フローラ検査「chatFLORA G」を詳しく見る

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まとめ|腸活は記録して、1つずつ試すことから始めよう

腸活を何から始めればよいか迷ったら、まずは今の便や食事、生活の状態を記録することから始めましょう。1週間は食事、水分、身体活動、睡眠などを1つずつ試し、体調の変化や続けやすさを確認します。
食物繊維や発酵食品なども一度に増やさず、無理なく続けられる方法を1〜2個残すことがポイントです。腸活は短期間で結果を求めるのではなく、自分の生活に取り入れやすい習慣を少しずつ見つけていきましょう。
血便や強い腹痛など気になる症状がある場合は、腸活よりも医療機関への相談を優先してください。

この記事の著者

高畑 宗明

高畑 宗明博士(農学)

岡山大学大学院にて博士号(農学)を取得。腸内細菌や発酵食品の研究者として国内外で論文を多数発表。腸の健康や食に関する講演・セミナー、メディアへの寄稿など幅広く活動中。著書に『「腸内酵素力」で、ボケもがんも寄りつかない』(講談社)など。

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